内科医として働く中で多くの医師が感じる悩みとして「キャリア形成」と「コミュニケーション」、そして「転勤」の3つです。
医学部で6年間学び国家試験を突破してもすぐに医師として第一線で働くことができるわけではありません。医師の資格を手にしたら「どの分野の医師を目指すか」を決める必要があります。「内科医」を選択したならその後は「研修医」として数年総合内科に勤務し、内科で行われる治療の全般を学ぶことになります。この研修が終わると、再び選択が求められます。そのまま総合内科で働き続けるか、それともより専門的な分野で学ぶために心臓内科や呼吸器内科などへ移るか、という点です。こうした判断は医師としてのキャリア形成に大きな影響を及ぼす重要なものです。とはいえ、勤務している病院の状況によっては自分の希望しない科に配属されたり、あるいはずっと総合内科で働き続けるよう求められることもあります。こうした時に「やりたいことをやるため別の病院に転職しようか」と悩む人が多いのです。また希望する科に配属になったとしても、すでにそこで働く医師の数が多すぎて症例を経験する機会がほとんどない、あるいは満足に指導を受けることができないというケースもあります。
2つ目の悩みは「コミュニケーション」です。ガンや心筋梗塞、脳卒中など重篤な症状で運ばれてきた患者の場合、すぐに外科的な治療が必要な状況のゆえに患者本人またその家族は医師からできるだけ多くの情報を得て、その指示に従う心構えができています。一方内科で診察を受ける人たちの中には検査で危険な兆候が出ているにもかかわらず自覚症状がほとんどないため医師からのアドバイスを真剣に受け止めようとしない人もいます。あるいは症状改善のために処方した薬をきちんと服用しないため、いつまでたっても病状が快方に向かわないというケースもあります。こういう時に「本人の責任だから」と割り切ることができず、「自分の伝え方が良くないのだろうか」と悩みストレスを抱えてしまう内科医は多いようです。
3つ目は「転勤」です。大学病院などに勤務している内科医の場合、提携している地方の小さな病院で勤務するよう割り当てられることがあります。ただし過疎化が進む地域や住民の大半が高齢者の地域で働いていると、自分のスキルアップが実感できずに落ち込んでしまい、医師としての仕事にやりがいを見いだせなくなる、という人も少なくありません。
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