人間ドックは通常の診療とは異なり、健康状態をチェックして病気を未然に予防すること、または早期発見を目的に行われます。また、健康診断は企業が従業員に対して受診させることを法律で義務化していますが、人間ドックは特に義務付けされていませんし、自己負担で受診するのが一般的です。しかし、健康志向の人や、予防医療を重視する人が増えているため、人間ドックを自主的に受診する人も増加しています。
人間ドックは医療機関によって検査項目が違いますので、受診者の目的にあわせて、知りたい内容の検査のある人間ドックを選ぶか、オプションでがんといった特定の疾患の検査を追加します。また、脳ドックやPET検査、婦人科健診など特定の疾患に特化した人間ドックもあります。
このような人間ドックでの勤務は、検査が基本業務ですから、急変時の緊急対応や救急患者への対応、当直がありません。企業に勤めるサラリーマンと同じような時間帯で勤務できるのが魅力です。このため次のような方に最適にな職場だと言えるでしょう。
育児や介護などで当直ができなくなった。ハードな職場で心身ともに疲れた。家族との時間やプライベートの時間を大切にしたい。当直のない職場で働きたい。オンコールの連続で神経がボロボロ。育児でブランク明けの復帰なので、ゆったりと働きたいなど。
ただ、一般病棟勤務などに比べて、医師の負担が軽く働きやすいため人気が高く、競争率が高いのがネックとなっています。そして患者さん一人ひとりとしっかりと向き合いたい、専門分野の医療を極めたい、バリバリ働きたいといった方には、モチベーションが感じられない職場といえるでしょう。
人間ドックに勤務する内科医に求められるスキルは、上部・下部内視鏡検査やX線、CTスキャン、MRIなどの読影技術です。乳がんや子宮がんなど女性特有の疾患に関する人間ドックを行っている病院では、女性医師の求人も多く見られます。このような職場では、日本乳癌学会が認定する乳腺専門医の資格があると、転職の強みになります。
また、日本総合健診医学会・日本人間ドック学会が認定する人間ドック健診専門医は、まだまだ人数が少ないため、どのような施設からの求人でも、この資格があれば転職時に有利になります。このほか、日本人間ドック学会が認定する人間ドック健診情報管理指導士の資格も、転職活動に有利な資格としておすすめです。
このような医療的な技術はもちろんのこと、検査結果や生活指導などをわかりやすく伝える接遇スキルも求められます。
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